後天性眼瞼下垂治療剤(まぶたを上げる点眼薬)

アップニーク®ミニ点眼液0.1%

2026年5月15日に参天製薬より、後天性眼瞼下垂治療薬「アップニークミニ点眼液0.1%」が発売されました。

アップニーク®ミニ点眼液治療は自費診療となります。

眼瞼下垂とは・・・

上まぶたが下がって目が開きにくくなる状態をいいます。

眼瞼下垂は大きく分けて、先天性と後天性に分けられます。

後天性眼瞼下垂のひとつである腱膜性眼瞼下垂は、加齢やハードコンタクトレンズの長期装用などのさまざまな原因によってまぶたを上げる筋肉の力がまぶたに伝わりにくくなることで、引き起こされます。

眼瞼下垂の症状

見え方への影響

  • 目を開けづらい
  • 見えづらい
  • 目が疲れる
  • ものを見るときに、おでこや眉毛、上まぶたに力が入る
  • あごを上げて見てしまう


見た目の変化

  • 以前に比べて上まぶたが下がってきた
  • 左右の上まぶたの開き具合が違う
  • おでこのしわが増えた(眉毛の位置が上がっている)
  • 疲れて見える
  • 眠そうに見える


身体への影響

  • 上まぶたが重たく感じる
  • 頭痛がある
  • 肩こりがある

使い方

通常、成人には、1回1滴 1日1回点眼してください。

効果

後天性眼瞼下垂の治療に使う点眼薬です。 上まぶたを上げる筋肉のひとつであるミュラー筋を収縮させることで、 まぶたを上げます。

1回の点眼で、個人差はありますが8時間以上の効果が期待されます。 効果は一時的なため、長期に効果を得たい場合は継続して点眼する必要があります。

医師の指示に従って正しくお使いください。

注意事項

アップニーク®ミニ点眼液」に含まれる成分に過敏症が起きたことのある方は、使用できません。

次の方は、注意が必要です。医師にご相談ください。

  • 心臓や血管の疾患がある
  • 閉塞隅角緑内障である
  • 妊娠または妊娠している可能性がある
  • 授乳中である
  • コンタクトレンズ使用時(点眼後15分以上空ける)
  • 他に薬を使用している
  • 副作用として、ほとんど軽度ですが、頭痛、まぶたのかゆみ、目の乾燥感・充血などがみられることがあります。
    点眼後、 一時的に目がかすんだり、まぶしく見えたりすることがあります。
    このような症状が認められた場合には、医師に相談してください。
  • 治療中は、定期的に眼科を受診してください。
  • 使用を忘れた場合でも、1回に2滴点眼したり、1日に2回点眼しないでください。
    その日のうちに気付いた場合は、すぐに1回1滴を点眼してください。
    翌日に気付いた場合には、前日の分は点眼せず、1回1滴を1日1回点眼してください。

受診・処方の流れ

アップニーク®は医師の処方が必要な薬剤です。受診時には以下の流れになります。

  1. 問診(既往歴・服用薬・コンタクト使用の有無、過去のまぶたの手術歴)
  2. 診察(眼瞼下垂の評価(MRD-1などで定量)、眼疾患のスクリーニングなど)
  3. 使用方法・注意点の説明、再診の場合は継続の相談
  4. 処方

ただし、自費診療となりますので、保険診療がある場合には、後日購入していただくことになります。

費用について

アップニーク®ミニ点眼治療は、点眼液代、検査・診察代が全て自己負担となります。


総額(税込)内訳
トライアル(初診)4,200円10日分(2,000円)+初診費用(2,200円)
トライアル(再診)3,100円10日分(2,000円)+再診費用(1,100円)
初回7,090円
初診+検査費用2,200円 + 点眼液代(1箱分・1ヶ月分)
再診15,770円2回目以降再診+検査費用1,100円 + 点眼液代(3箱分・3ヶ月分)
点眼薬価格4,890円(1箱分・1ヶ月分)アップニークミニ点眼液0.1%(1箱30本入り)

よくある質問

Q. 手術と何が違いますか?

A. 術(挙筋短縮術など)は解剖学的に矯正する根本治療で、効果は永続的ですが侵襲とダウンタイムがあります。

アップニーク®は使用したときだけ効く可逆的な治療で、副作用も軽度です。「手術はちょっと…」という方の最初の選択肢になります。

Q. 毎日使い続けても大丈夫?

A. 臨床試験データでは長期使用でも安全性が確認されています。タキフィラキシー(薬剤耐性)も少ないとされます。


Q. コンタクトレンズと併用できますか?

A. レンズを外してから点眼し、15分以上経ってからレンズを再装着するのが一般的です。

Q. 眠そうな目元の改善目的で使えますか?

A. 「眠そうに見える」原因が眼瞼下垂であれば適応です。重度の場合は手術の方が向くこともあるため、まず診察で評価します。

Q. 緑内障の点眼を使っていますが、併用できますか?

A. 閉塞隅角緑内障は禁忌とされます。必ず医師に既往と現在の使用薬を伝えてください。